分娩の症状：出産知識集

分娩の症状

分娩がはじまると次のような症状か起こります。

・規則的な子宮の収縮（陣痛）がはじまる。
・血液の混ざった粘りけのあるおりもの（血性分泌、しるし）がある。
・卵膜が破れて羊水が流れでる（破水）事もある。

分娩第一期に近づくと次の症状がみられます。

・陣痛開始から子宮口全開までの期間。
・陣痛は強く長くなり間隔は短くなってくる。
・胎児は次第に下におりてくる。
・子宮口は徐々に広がり、最後には開ききる（子宮口全開＝直径約１０cm）。
・最初は１０分間隔で２０～３０秒の弱い規則的な子宮収縮。次第に強くなり、2～3分間隔で約６０秒
　続きます。

分娩第二期が始まると次のような症状がみられます。

・子宮口全開から胎児娩出までの時期。
・陣痛発作は、さらに激しくなる。
・児頭が膣口に見え隠れする（排臨）。
・続いて児頭が膣口にかかる（発露）。
・児頭の娩出。
・１～２分間隔で約60秒、子宮の収縮が続き、誕生の瞬間を迎えます。
・胎児の身体の娩出が終わり、赤ちゃん誕生。

分娩第三期を迎えると次のような症状がみられます。

・誕生から胎盤の娩出までの時期。

・胎児娩出後１～２分すると、ふたたび軽い陣痛が起こり、胎盤が娩出。

・５～１５分で胎盤が出て分娩は終了。

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